
今回の話題は「耳飾り」をする方には既知のことかもしれないので、あまり大声で主張することでもないのですが…..
私も無垢で耳飾り(ピアスやイヤリング)を作ります。いろいろな色の木や形を変えてこれまで販売してきました。もちろんこれからも。
しかし、つい先日(といってももう2年ぐらい前になりますが)ノンホールピアスという言葉と出会って愕然!(ちょっと大げさですね)
耳飾りといえば「イヤリング」あるいは「ピアス」。「ピアス(の穴)をあける」とかいう言葉があるように。ピアスは耳に穴をあけてつけるもの。対してイヤリングは耳たぶのところをクリップのように挟んでつけるものというのが一般的な分類だと思います。私も最近までそう思ってました。
ところが、「ノンホールピアス」というのがあるじゃないですか…
「えっ、穴開けないのにピアス???」と一瞬思考が固まってしまいました。「わからない…何で?」
元来、物事をあいまいにしておくのがあまり好きではない私は、「Google先生」に聞きました。すると、「イヤリング」と「ピアス」を穴をあけるか、あけないかで区別しているのは「Japan」だけのようで、というか「ピアス」という言葉自体が和製英語のようで、海外では「クリップオンイヤリングス」とか「ピアッスドイヤリングス」というようです。
要するに耳飾りは全部「イヤリングス」なわけで、身に着ける方法でクリップオンかピアッスドかということらしい。
ピアッスドすなわち「穴をあける」「穿孔する」なわけです。
ということはやっぱり「ノンホールピアス」というのは明らかにピアスではなくイヤリングなわけで、「ピアッスドイヤリングス」のように見える「クリップオンイヤリングス」だということです。
ただ、日本だけのというか「ピアス」という名詞自体も和製英語なわけで、その言葉でほとんどの人が「穴をあけてつける耳飾り」という認識なのだから、「ノンホールピアス」にしても「『ピアッスドイヤリングス』のように見える『クリップオンイヤリングス』」と定義してしまえば、ハイ、おしまい。
ちなみに、いわゆる「ピアス」というのは元来魔除け(穴から体内に邪悪なものが入らないように)のためにつけられたものらしいです。だからか…瞼、鼻、唇、耳、臍など体の穴といわれる場所に例外?なくつけられますね。
ただ回りくどいだけの内容の記事になってしまいました。
お付き合いいただきありがとうございました。(合掌)
追記:私の展示ではイヤリング(clip on earrings)、ピアス(pierced earrings)と併記しています。